信州駒ヶ根ハーフマラソン2022
この日までの流れが
19日…県縦予選会in長野
21日…15kmビルドaround白樺湖
22日…ジョグwithちょっぱやランナー
23日…30km走inスカイパーク
24日…ジョグaround諏訪湖
長い距離に慣れる週にしようと考えていて、今回のレースはそのひとつ。
今日は白樺湖でビルドアップ。
— 宮田光朗 (@326miyata) 2022年9月21日
標高+昨日と一昨日の疲労+昨晩の暴食(アイスプリン大福どら焼き)による胃もたれ=キツい。
地下水は冷たすぎて一瞬で足が冷えたけど、それで飲むプロテインは美味かった。 pic.twitter.com/gGuTfm4WOF
今日はオグランさんとオグオグさんと30km。
— 宮田光朗 (@326miyata) 2022年9月23日
めちゃめちゃ好きなエンドルフィンプロを自分の血で汚してしまった…。
それにしてもオグランさんとオグオグさん、どちらも「オグ」から始まるしアイコンも走ってる写真だし、Twitterでたまに間違えるのはここだけの話。 pic.twitter.com/QmUjbPYPnF
駒ヶ根ハーフのコースは、コース図を見る限り標高差が100m以上ありなかなかヘビーっぽいコース。
ざっくり見ると、6km下って9km平坦(途中大きなアップダウンが1ヶ所)で6km登る、という具合。
それでも、塩嶺王城パークラインハーフマラソンの標高差250mと比べれば標高差は小さく、「なんとかなるだろう」とタカをくくっていた。
とはいえ後半に登り坂が待ち構えるキツいコースということに変わりはないため、今回のレースのテーマは次の2つのどちらかにしようと考えていた。
・平々凡々(いつも通り前半抑えめプラン)
・弱気のムシが呼んでいる(後半の登り坂にひよって前半超抑えめプラン)
そんなことを前日に考えたはいいけど、まとまらないうちに当日を迎えた。
なんか気持ちが乗らないし30km走の疲労も少し残ってるし早朝にセブンまで散歩に行った時に見たオリオン座が綺麗だったし会場から見える山に登りたくなっちゃうしなんかやる気が起きないし。
悩みに悩んだ結果、最終的に決めたテーマは
強気にいかんといかんぜよ(突っ込んじゃえプラン)
「第三の選択肢」というやつ。
なんだろね、もうやけっぱちですよ。
8:50、レーススタート。
一気に飛び出したランナーが数名、その後ろに集団になりそうな感じの10名以上のランナーたち。
「ハーフでこのペースはきついな〜」と感じたが、その集団の中で走ろうと決意。
最初の1kmがダラダラ下っているとはいえ3’22。
やっぱ速い。
んで、その後の2km通過までが「え、もう2km?」と思うほど2kmまでが(感覚的に)速く感じた。
そう感じたのも時計を見て納得、この間の1kmラップが3'16。
そらぁ速く感じますわな。
2〜3kmも3'17と速いペース。
3kmを過ぎたあたりだったか、そのあたりで集団が2つに分かれ始め、後ろの集団につくことを選んだ。
「あれ?今回のテーマは?」と思ったそこのあなた、強気と無謀は違うんです。
その線引きに使ったのが、誰であろう渋学さん。
彼は(いろいろな意味で)「前のめりがち」という癖(へき)がある。
もちろんレースでも基本的にその癖が出る。
前半抑えめに走ることが多い僕にとって、彼について行くことは「無謀」なのだ。
そんな彼が前の集団についていったので、「あ、こっちでいいんだな」と安心して後ろの集団に属することができた。
(まぁ、そんな癖は置いといても彼の方が僕より実力は上だしね)
3〜5kmは3'24-3'33で5km通過が16'50。
ずっと下っているとはいえ、先日の県縦予選会(17'12)より速い5km通過。
下りきってからは平坦かと思いきや、小さな起伏がずっと続く感じでコース図で見るより全然タフ。
とはいえ、集団を引っ張るランナーが作るペースが絶妙すぎて思ったよりは楽に走れた。
そして、8km過ぎに待ち構えるのは2kmほど続く大きなアップ&ダウン。
「アップダウンヒル区間賞」というものが設置されているくらいのアップ&ダウン。
この区間手前あたりでまわりのランナーが区間賞を狙いにいくのか気になり、「狙います?」と聞きたくなる衝動に駆られた。
もし狙うのであればついていかないし(強気と無謀は違うんだよ)、狙わないのであればそのままついていくし。
「聞いて『狙いません』て言われたはいいけど、それが三味線だったらどうしよう…」とかそんなことを考えていたら、その区間手前の下り坂で飛び出すランナーが数名。
一気に集団がバラけた。
区間賞のためか、ペースが遅いと感じたからか。
ただ、ずっと集団を引っ張ってくれていたランナーのペースは変わらなかったため、その方を信じて後ろで走り続けることに。
登り始めた途端、引っ張ってくれていたランナーのペースがそれまでの登りの時とは明らかに違う。
「狙ってたんかーい!」とツッコみたくなる衝動を懸命に抑える。
(レース後に話したところ、「狙ってたわけではないですがちょっと頑張っちゃいました」とおっしゃっていた。)
それに対応できずに離され、登り終える頃には5秒くらいの差がついていた。
登り坂が思ったほど長くなかったのは幸いだったけど、集団が完全にバラけて単独走になってしまったのは痛手。
その後下り終えたあたりで10km。
ここまでの5kmが3’26-3'38-3'33-3'58-3'23でラップ17'57。
この間に少しでも回復しようとリズムだけを意識して走る。
10-15kmが3'33-3'33-3'36-3'38-3'50で5kmラップ18'10。
15km手前あたりからいよいよゴールまでの登りエリア。
そのあたりで脇腹に差し込みがきた。
レース中に差し込みがくることはほとんどないけど、大迫傑選手がいつぞやのレースで肋骨下あたりを抑えていたことを思い出しそこを指でグッと押したり、ピッチを早めたりして対処。
とりあえずおさまったけど油断するとまたきそうだったため気をつかいながら走った。
その後はひたすら我慢。
登りが得意なはずなのに全然足が動かず、何名かに抜かれる。
登りで頑張り、たまにある平坦や下りで息と足の乳酸を整え、の繰り返し。
「しだれっ栗の登りに比べれば全然キツくない」と自分に言い聞かせて気持ちを誤魔化しながら走る。
19km手前あたりで急な登り区間は終わり、あとはダラダラと登るだけ。
後ろのランナーとの差は沿道の方の声と拍手を頼りにはかっていたが、その辺りから5kmの部のランナーも混ざってきたため、応援の拍手がずっと続き後ろとの差がはかれない。
振り向くのもなんかカッコ悪かったので、近づいてきているのかどうかわからないランナーに怯えながら走る。
幸い抜かれることもなく、かといって前のランナーに追いつくわけでもなく、なんとかゴール。
15km以降は4'01-3'44-3'59-4'21-3'54-3'43(-'31)。
結果は1:17'11、総合13位、年代別4位。
コースと暑さと今の状態を考えればこんなもんか。
それにしても、今年はなんとも言えない結果が多い。
名古屋シティ、総合51位。トップ50入りならず。
長野マラソン、総合81位。トップ80入りならず。
安曇野ハーフ、種目別11位。トップ10入りならず。
やぶはら、種目別4位。トップ3入りならず。
今回、種目別4位。トップ3入りならず。
次の大町でこの流れをなんとかしたい。
走り終えたあとのこと。
ゴール直後にもらえたアイスにはとても癒された。
(嬉しすぎて急いで食べてしまい、そのおかげで頭がキーンと痛くなったけど)
会場にあった噴水にもめちゃめちゃ癒された。
水の圧がすごいんじゃ。
そして、この日の本当の戦いはこのあとに待ち受けていた。
VSソースカツ丼。
渋学さんが教えてくれた伊那市にある「志をじ」にて。
同じくハーフを走り終えた高校の先輩と。
僕は「トンチキ丼」を注文。
まったりと会話しながらノンアルビールを飲みながら待っていた。
まずは先輩が注文した「ソースカツ丼(中)」がきた。
米の上にトンカツがこんもりと乗せられていて、かなりのボリューム。
「中でこれならトンチキ丼て結構やばいんじゃね?」とドキドキしながら待っていると・・・
どーん。
トンカツとチキンカツが1枚ずつ、その下にどっさりの米。
食べられるのか?21km走ったっつっても、レース後にけっこう水分とったし、いうほどお腹すいてないぞ??
「ならなんでこれ選ぶんだ」って話だけど、トンカツとチキンカツが両方乗ってるなんて、魅力しかないじゃん。
これを見つけて頼まないようじゃあ本物のカツ丼マニアとは言えないよ。
(いつからカツ丼マニアになったんだ。)
それにほら、この日のテーマは「強気にいかんといかんぜよ」。
最後まで強気な姿勢は崩さない。
(これを頼むのは無謀ではなく強気です。)
さっき走ったハーフの登りよりキツかったけどなんとか完食。
大変おいしかったです。
ちなみに先輩、カツだけ食って米はほぼ残すというアンバランスな食べ方。
その後はもちろんデザート。
家に帰って昼寝をしようとしたけど胃が気持ち悪くて寝られず、夜ビールを飲もうとしたけど2本しか飲めず。
美味しかった分の副作用はすごかった。
さて、これで4週続いたレースはひと段落。(2週目はDNS、そんかしぼっちTTを決行。)
長い距離を走る練習をほとんどしていない中での3ヶ月半ぶりのハーフマラソン。
8月半ばは20kmを4’20/kmで走るのが精一杯の状態だったけど、なんとかここまで戻せたし収穫もいっぱいあったし、それなりに満足できるレースだった。