松本マラソン2022
11月13日、松本マラソンに出走してきた。
この秋のいちばんの目標は他のレースであり、また怪我もあったため、長期計画を立てて松本マラソンに臨んだわけではなかった。
いちばんの目標のレースに出れないことが9月に確定し、そこから1ヶ月は諏訪湖マラソンに向けて、その後の1ヶ月は松本マラソンに向けて、といった感じ。
20km以上のポイント練習とレースは9月以降に合わせて9本。
その中で30km以上は4本。
準備期間が短かったとはいえ少しは対策できた。
そんな感じで迎えた松本マラソン当日。
松本マラソンはコースがエグい。
14〜21kmくらいの登り下りはそれほど気にならなさそうだったけど、33km以降スカイパークに入ってからの細かなアップダウンやコーナーの連続の方が心配だった。
それに加えて風。
南に向かうコースでの南風。
タイムを狙えるようなコースじゃない上に、タイムを狙えるようなコンディションでもなくなった。
そうはいっても、今回のプラン「30kmまで3'50/km、それ以降は3'40/km」は変えずにレースに臨んだ。
プランを変えなかったのは、強面ランナーUさんと事前に「30㎞までは3’50/㎞でいくんでよかったら一緒にいきましょう」と話していたことも理由の1つ。
8:15、レーススタート。
松本城までの4kmほどは緩やかな下りのため、ペースが上がり過ぎないようにアップだと思ってリラックスして走る。
松本城では甲冑を着た武士たちが応援してくれていた。
松本城を過ぎ中町通で5km。
5km通過は18'45。
下りのためペースが少し速いが許容範囲。
「30kmまでは眠ったように走る」のが目標だけど、ここまでは眠るための準備をした感じ。
そこから松本市美術館やあがたの森公園を抜けて、薄川沿いを登って折り返して相澤病院近くまで下る。
下って行く途中で10km通過、38'03。
5kmラップは19'17。
登りが多めだったためペースは落ちたけど許容範囲。
このあたりはノンレム睡眠だった。
薄川に別れを告げてからは赤木山に向けて登りエリア。
と言っても最初は勾配がキツくない。
しかし、田川沿いに出ると強い風を感じるようになった。
それまでも風はあったけど、一気に強くなった感じ。
松本城あたりで追いついてきた岡谷のレジェンドランナーの後ろにつかせてもらい楽をしようと試みる。
田川と別れを告げて登りが少しキツくなるところで15km通過、57'18。
5kmラップは19'15。
風のおかげで叩き起こされそうになった。
登りと風の影響でペースが落ち、ちょっと楽すぎるなぁと感じたため前に出ることに。
前に出た瞬間にさらに強い風を感じ、引っ張ってくれていたレジェンドランナーのありがたみを実感。
そして、牛伏川を越えるとき、思わず笑っちゃった。
だって風がちょーつえー。
一緒に走っていた強面ランナーや見知らぬランナーにもその笑い声が聞こえたようで「これやべーっすね」「僕の身長で風よけになってますかね」なんて話した。
登りは思っていたほど大したことはなかったけど、風が…。
「タッチか!」「浅倉南か!」ってくらいの強い南風。
全然進まん。
ここで「30kmまで3'50/km」は完全に諦めた。
このコースの最高標高である20km付近まではほぼ登りで、20km通過が1:17'42。
5kmラップは20'24。
3'50/kmを諦めたため、30km以降に備えて再び眠りについたのがこの区間。
また、19km手前あたりで弟子1号の声援があったのはありがたかった。
中間点過ぎに待ち構えるのは急な下り。
勾配はおそらくこのコース最大。
足に負担をかけないように、重力に逆らわないように走る。
個人的にはいちばん難しい区間だった。
そこを下り終えたあたりで強面ランナーの知り合いの方が沿道におり、「17だよ17!」と言っていた。
強面ランナーと「17ってなんすかね?」なんて話をした。
そこからは高速沿いの道を行ったり来たり、追い風だったり向かい風だったり。
折り返しのタイミングですれ違うランナーを数えたところ12人いた。
そこで「17」の意味がなんとなくわかった。
その途中で25km通過、1:36'43。
5kmラップは19'01。
ちゃんと寝れた区間。
そこから30kmまでは国道の上を越える橋以外は基本平坦。
29km付近にあった給水所でバナナをゲット。
そういえば、いくつかの給水所にあったスティックおやき。
走りながら食べられそうな気がしなかったで取らなかったけど、めちゃめちゃ食べたかった。
どっかで売ってないんかや?
30km通過が1:55'55。
5kmラップは19'12。
まだまだ睡眠中。
30kmからペースを上げる予定だったけど、ここで上げたら最後まで持ちそうになかったため32kmまで二度寝。
32km付近で500mくらい続く急な登り坂で切り替えた。
6人の集団をずっと引っ張っていたから後ろのランナーの余力がどの程度かわからなかったけど、「ついてこられてもまぁいいや」と思いながら。
誰もついてくる気配がなく、その後は「追い上げられてるんじゃないか」というプレッシャーと戦いながらの単独走。
前とは結構差があったけど、何人か垂れてくるランナーがいたためそれを目標に。
スカイパークに入り35km通過、2:14'59。
5kmラップは19'03。
スカイパーク内はマリオカートのようなコース。
細かな起伏と連続するコーナー。
北に向かう区間で追い風なのは幸いだったけど、体力の消耗は激しかった。
40kmまでは3'40前後のラップでなんとか走る。
40km通過は2:33'16。
5kmラップは18'17。
それ以降は再び南に向かうため強烈な向かい風。
足も残っておらず、ペースダウンが顕著。
それでもなんとかゴール。
タイムは2:43'55。
40km以降は4'05/kmまでペースが落ちていた。
ゴール後はフィニッシャータオルやおにぎりやメダルやシャーベットをもらった。
その途中でインタビューを受けていた那須川天心似の底辺ランチューバー(っぽい見た目のめちゃめちゃ速い大学生)に遭遇し、一緒に更衣室へ。
この翌週に県縦断駅伝が控えている中、「ロング走のつもりで走りました」と言っていた。
ロング走で4位入賞しちゃうとは恐れ入る。
更衣室で談笑していたら、Twitterで勝手に色々勉強させてもらっている有馬さんを発見。
気さくに話してくれて優しい方だった。
てか、身長差よ…。
19km付近で応援してくれていた弟子1号から応援ナビのラップタイムが送られてきて、総合11位だと知る。
またもやあと1つ…。
今年は「5の倍数+1」という順位や「あと1つで入賞」という順位が多く、また今回もか…。
(と思っていたら、ゴールの数時間後に純一さんからLINEが来て、「6位入賞してるね」というメッセージとともに年代別の結果が送られてきた。ギリギリ入賞。)
そんな感じで終わった松本マラソン。
今回とてもありがたかったのは、オグオグさんのパートナーに送迎してもらえたこと。
スタート前も楽だったしゴール後も楽だったし、ホントに楽をさせてもらえた。
婚約祝いとともに何かしらお礼をせねば。
あざしたm(_ _)m
さて、今後は1月末の勝田マラソンが大きな目標。
アップダウンはあまりなさそうだし、標高は低いし、オグオグさんがベスト出したコースだし、それにあやかって僕もベストを出したい。
※レース翌日。
筋肉痛は酷くなく普通にジョグができた。
一番でかいダメージは土踏まずにできた水ぶくれだった。