登山2022其の四~焼岳~
9月5日、焼岳を登ってきた。
withラン仲間のにゃんさん。
焼岳は飛騨山脈の南端のあたりに位置し、日本百名山のひとつに数えられる山である。
この辺。
え?全然わからない?
しょうがないからアップしよう。
だいたいこの辺。
え?アップしすぎ?わがままだな。
こんな感じの位置。
これでわからんかったら、まずは日本の地理を勉強してください。
天気が心配だったけど絶好の登山日和。
朝から晴れていて絶景は約束されたようなもん。
中の湯温泉側からのルートだったんだけど、このルートは登山口から山頂までずっとトイレがない。
そのため、登山口に向かう途中にある道の駅「風穴の里」でトイレを済ませた。
本当は新島々駅近くのセブンによる予定だったけど、左側にあったはずなのになくて、気づいたら道の駅まで来ちゃってた。
セブンはどうやら道の反対側に移転していたらしい。(帰りに確認)
登山口に着いた6時半ごろにはすでに駐車場(といっても10台くらいしか止められない)は満車。
道のわきに駐車している車が数台。
その列に車を止めて準備をし、7時前ごろに登山開始。
噴火警戒レベル1に引き下げられたとはいえ最近までレベル2だったためか、登山口には注意を促す看板があった。
また、看板の下のほうにはクマとの遭遇に注意する旨も書かれていた。
クマよけの鈴を持ってきておいてよかった。
にゃんさんは走ったりジムで鍛えたりしているので、女性といえど登るペースは容赦しなかった。
(いや、まぁそれでも気はつかったよ、少しくらいはね。)
7月にオグオグさんと硫黄岳に登ったときは夏沢鉱泉やオーレン小屋など写真を撮りたくなるポイントがいくつかあったけど、今回は森林限界を超えるまでは樹林帯を進むため、写真を撮る気にならず。
でも、森林限界が近づいて空が開けてくると、雄々しい姿の焼岳が顔をのぞかせる。
紅葉が綺麗な時期に、ここからの焼岳を拝みたい。
そこからしばらく歩くと、山には全く似つかわしくない「ぞく」が・・・。
なんと、海賊がいたのだ。
ジャック・ス〇ロウか!?と思いきや、名前を聞いたら「チャック船長」。
ゴープロやら機材を持っていたため「ユーチューバーですか?」と聞いたら「そうです」と答えてくれた。
そこは「山賊です」と答えてほしかった。
どうやら「ユーチューバー王に、俺はなる!」の方向性らしい。
全く油断をしていたため、スマホを出すことすら忘れて写真を撮り逃してしまった。
(記事後半のほうに写真あります。)
森林限界を超えてからは岩場が続く。
足場が悪くなっても「疲れました」「休憩しましょう」とは全く言わないにゃんさん、さすが。
途中でonのトレランシューズを履いていた女性がおり、前からそのシューズは気になっていたため「そのシューズ、調子はどうですか?」と聞いたら「結構調子いいですよ」と答えてくれた。
諏訪湖を走っているときに突然「そのシューズどうですか?」なんて見知らぬ人に聞いたら「え?誰??きも」と変質者扱いされるだろうに、そこは山の力がなせる業。
山の力は偉大である。
いよいよ山頂が近づいてくると、噴煙が上がっていたり火口湖(正賀池)があったり。
活火山であることを思い知らされる。
ここまで来れば山頂まではすぐ。
なのだが、油断したのかなんなのか、そこから思わぬ苦労が待ち受けていた・・・。
(詳細は伏せておきます。不可抗力だったとはいえ、ガチで怒られそうなため。)
んで、山頂着。
絶景。
迫力。
これを見るために登ってきた。
ちなみに、北アルプスは、常念岳、蝶ヶ岳、焼岳、燕岳、大天井岳、槍ヶ岳しか登ったことないけど。
しかも燕は中学生のとき、大天井と槍は高校生のとき。
常念と蝶は去年だけど、ガスっててろくに景色は見えず。
つまり、ちゃんと景色を眺めたのは焼岳からだけ。
そんな浅すぎる経験から「絶好のスポット」と言っても説得力皆無。
でも綺麗に見えることは間違いないで、気になる方はだまされたと思って登ってみて。
ちなみに今回の登山、この数日後に槍ヶ岳に登る計画を立てていたオグオグさんのために槍ヶ岳がちゃんとツンと立っているか確認することも、目的のひとつだった。
ツンだったよ、オグオグさん。
(つっても、この記事を公開するころにはもう登り終えてるか。)
八ヶ岳の硫黄岳ほどではないけど、火口湖を抱いた爆裂火口もなかなかの迫力。
ひとしきり写真を撮ったあとは小休止。
山頂で食べる塩豆大福はうまい。
「ビールがあれば一日いれるね」なんて話をしながらしばらく山を眺めて、さぁ下山開始。
下山途中の目的は当然、のんびり登ってきているであろうチャック船長と写真を撮ること。
船長が途中で「やっぱ海賊王を目指す!」と登頂を断念して下山していなければ、もしくは「羅針盤なんて渋滞のもとだ!」と投げ捨てて道を踏み外していなければ、必ず会える。
渋滞するほど人はいないし羅針盤を投げ捨ててはないはず。
そんなことを考えながら、山頂付近から出ている小さい噴煙の近くはとても暖かいということを感じながら、「下りってだるいんだよなぁ」と思いながら、下山。
すると、火口湖が見えるあたりにチャック船長が。
映えポイントで遭遇できるとは、日ごろの行いがいいからであろう。(もちろん、にゃんさんではなく僕の日ごろの行いが、だよ。)
今度はバッチリ記念撮影できた。
その後の下山はいつものごとく消化試合。
ひとしきり山を楽しみ尽くしてまさに「祭りのあと」状態。
ねむれないまち〜に〜
あい〜するひと〜がいる〜
と流れてきそう。
(そういえば小学生のころ、彼が所属するグループのある曲を言葉の意味も分からずに大声で歌ってたっけ。「それを人様の前で歌うって実は意外と勇気がいることなんだよ」と知る未来が来るなんて思わなかった。)
そんなこんなで、何度か岩に足を滑らせたり隠れ枝に足を取られたりしたけど無事下山。
それにしてもにゃんさん、標準時間より全然早かった。
諏訪湖マラソンの目標が2時間切りみたいけど、余裕で切れると思うよ。
目をつぶって走っても切れると思うよ。
※「たぶん本当の未来なんて知りたくないとあなたは言う」ってそういうこと??
問)筆者は「本当の未来」とはどのような未来だと考えているのか、答えなさい。
(正答率15.3%)