安曇野ハーフマラソン2022
実家が安曇野市にあるため、いわば地元のレース。
それなのに、これまで何度か申し込みはしたものの、全く走っていない時期だったり新コロ騒ぎのせいだったりで一度も走ったことがなかった。
そんなわけで今回が初めての出走となった。
出走するための最大の壁が、娘が通う小学校の運動会が予定通り4日に開催されること。
娘の運動会を見に行かずにレースに出走するのは気が引けたので土曜日に開催されることを願ったが、無事開催され最大の壁を突破。
レース当日はスタート会場となる南部公園に6時半に到着。
スタート2時間前だというのに結構なにぎわい。
荷物をどこに置くか迷ったが、20年ほど前にお世話になっていた安曇野市駅伝部のシートに置かせてもらえた。
アップをしたものの、整列してからスタートまでに結構時間があったため、アップの意味は無いに等しかったけど、まぁしゃあなし。
今回は、安曇野市らしく爽やかな装い。
さて、レースは8:30スタート。
走りながら「3’30/㎞くらいで走りそうな人いないかなぁ」と探していたら、それより少し速いペースで走りそうな知り合いランナーを発見。
他の知り合いランナーと一緒に後ろにつき、その他何人かの集団で2㎞通過。
ここで想定外の事態が発生。
後ろにつかせてもらった知り合いランナーから「3’45に落とします」という言葉が・・・。(ゴール後に判明したことだが、ここ数ヶ月走れていなかったらしい。)
前の集団とは10秒ほどの差がついていたが、単独で走るよりは集団の後ろで走ったほうが楽だと思い、少し無理して集団を追いかけた。
4km手前くらいで追いつき、ひと休み。
と考えていたが、思ったよりペースが遅い。
感覚的に楽ではなく、たぶんそのときの調子を考えればちょうどいいペースだったと思うんだけど、予定していた3’30/㎞よりは遅い。
感覚より3’30/㎞を優先しようと思ったため、前に出てみた。
すると、数名のランナーがついてきたため集団となって走る。
捨ヶ堰沿いに出てしばらく走っていると、沿道に高校時代からの長距離仲間を発見。
「宮田~もっと速く走れ~」と、応援なんだかヤジなんだか判別が難しい声援を受けたので、「つーかお前も走れ」と言い返してやった。
そのあと、あまり間を開けずに想定外の事態が発生。
一緒に走っていたランナーから、「玉ねぎのツイート、勉強になります」をお声がけを頂いたのだ。
400個弱を収穫。
— 宮田光朗 (@326miyata) 2022年6月1日
これでやっとバカみたいな価格で買わなくてすむ。#玉ねぎ高すぎ pic.twitter.com/YdNjiqbHOg
これには思わず吹き出しそうになった。
走る系ツイートに関して話しかけられるのはあるあるだと思うけど、野良仕事系ツイートに関して話しかけられるとは、完全に虚をつかれた。
もう一人のランナーも笑っていた。←このランナー、知り合いランナーだったことがゴール後に判明。走ってるときは全然気づかんかった。
その後、高校時代の部活仲間からの「ちゃんとした」応援もあり愉快な集団走となったわけだが、余力は全くない。
交互に引っ張り合うのだが、3’30/㎞までペースを上げられない。
3’35/㎞前後が精いっぱい。
中間点を過ぎて1回目の折り返し地点付近で甥っ子が応援してくれていて、そこで元気をもらったが、その元気も長くは続かず。
地味なアップダウンや意外に多い直角コーナーで少しずつ体力を削られる。
そして17㎞手前。
線路をこえる橋の下り。
下りでのペースアップについてけず、とうとう離された。
何とか追いつこうともがいてみるものの差がつまらない。
そのあとの2回目の折り返しでさらに離される。
ここからは「どうせタイムも狙えないんだし、ペース落として楽しちゃいなよ~」という天使のささやきと「頑張れば30位以内でゴールできるんだからあきらめないで!」という悪魔のささやきによる葛藤。
「楽しちゃいなよ~」が天使のささやきに聞こえていることからも、そのときのきつさが伝わると思う。
タイガースユニを着た知り合いランナーがいてくれたおかげで、悪魔のささやきがギリギリ優勢を保つ。
3’50/㎞近くまでペースが落ちるが、頑張って足を動かす。
迎えたラスト400mくらいにある最後の直角コーナー。
そこにはカメラマンが。
「これ、後ろは北アルプスだし良い写真撮ってもらえんじゃね?」と思い、笑顔でピースサイン。
ひきつった笑顔じゃないことを祈る。
その後少しだけペースアップしてゴール。
ゴール後。
おしぼり、マスク、参加賞、おにぎり、味噌パン、トマト、ネギみそ、などをもらう。
あまり絞ってない水がしたたるおしぼりは火照った身体を冷やすのにちょうどよかった。
ネギみそをつけて食べるおにぎりはめちゃめちゃんまかった。
要するに、ゴール後のおもてなしが最高だった。
シートに戻ってから記念撮影。
20年前にお世話になった安曇野市の先輩ランナーたちとも。
結果はともかく楽しいレースだった。
※レース後は恒例の甘いもの。
梓川SAにてソフトクリーム。
ちなみにこれ2個目。